いにしえの傍聴記録:首都圏連続不審死事件28 あなたが常に恫喝的だからです! | 高橋ユキの事件簿 #152
こんにちは〜
1週間、いかがお過ごしでしたか。。。また今週から暑くなりそうですね。
いにしえの傍聴記録
2012年傍聴 さいたま地裁 首都圏連続不審死事件公判 28
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過去の記事
検察側2日目です。長い公判のなかでの、注目どころのひとつが、今回分です。
【2012年2月28日 第29回公判 検察側からの被告人質問2日目】
被告人名:木嶋佳苗
罪名:詐欺、詐欺未遂、窃盗、殺人
交際していた男性を練炭自殺に見せかけて次々に殺害したという3件の殺人罪、婚活サイトで出会った男性から金銭をだまし取った、またはその未遂として6件の詐欺・詐欺未遂罪、詐欺被害者の男性の財布から5万円を抜き取ったという1件の窃盗罪で起訴されている。
被告人は全ての殺人について否認しており犯人ではないと主張していた。
Kさん+Mさん=詐欺の被害者
SSさん+KZさん=詐欺未遂の被害者
SYさん=彼氏
○被告人の服装:黒のカーディガン、ピンクのカットソー。茶色のパンツ。
寺田さん事件について。寺田さんのお姉さんから託された質問を、検察官が代わりに読み上げる
ーもういちどお姉さんに教えると思って答えて下さいね。『弟とどれくらい交際期間がありましたか?』」
「平成20年春から、平成21年1月までです」
ーその間、他の男性とも交際していますか?
「はい」
ー誰ですか?
「複数」
ー誰?
「……名前を言える方と言えない方がいます。一番長いのはSYさんです」
ーそれ以外は?
「Kさん……」
ーそれ以外は?
「名前は出したくありません」
ーいるのは間違いないんですか?
「はい」
ー一番付き合いが長いのはSYさん。ではどうしてその人と結婚しなかったんですか?
「SYさんと結婚を決めなかった理由はたくさんあります。さまざまな相性があわなかった……」
ー 一番は?
「性格的な問題です」
ーあなたの弟はあなたや母に結婚や交際を伝えていました。あなたは家族に弟との交際を伝えていたんですか?
「伝えてはいません」
ーSYさんとの交際は伝えていたんですか?
「交際は伝えていました」
ーSYさんと寺田さんはどっちが大切だった?
「………どちらが大切かと言われたら寺田さんです」
ーなぜ大切ではないSYさんのことは家族に伝えて寺田さんのことは伝えなかったんですか?
「大切と思っていたから伝えませんでした。この次に紹介する相手が結婚する人と決めていました」
ーSYさんはあなたの姪っ子や甥っ子とも遊ばせていたんですよね。なぜ寺田さんにはそうしなかったんですか?
「結婚相手の候補だからです。寺田さんとはまだ話が進んでいませんでした。SYさんは最初から結婚相手ではありません。結婚相手として紹介しているわけではありません」
ーSYさんと寺田さん、どっちが好きだったんですか?
「………それはお答えできません。どちらも大切だったから2人とお付き合いしていました」
ーSYさんも大事だったんですか?
「当時は……大切な人の1人です」
ーMさんは?
「MさんやKさんは寺田さんと同じように結婚相手の候補でした」
ーSYさんとMさんはどっちが大事だったんですか?
「順番つけられません」
ーKさんとSYさんは?
「ですから、順番はつけられません」
ー結婚するなら最終的に1人を選ばなければいけないじゃないですか?なぜ寺田さんを選ばなかったんですか?
「結婚相手として私と相性が悪いから(聞き取れず)」