古老が始める昔話 | 高橋ユキの事件簿 #369
裁判記事が市民権を得るまでの話
高橋ユキ
2025.01.12
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こんにちは〜
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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年末の女性ポパイにて、今年報告したいと思っていた霊媒師JUNの裁判について、概要をお伝えしました。みてくださった方もいらっしゃいますかね…?
その報告の前に、なんとなく週刊誌系メディアの現在地みたいなものを、自分の立場から振り返ってみたくなったので、書いてみたいと思います。
田舎の事件とか昔話の聞き取り記事とかでコメントする老人がよく「古老」って称されるので自分も真似してみました。私が古老の設定でお願いします。
裁判記事を振り返る
年末年始にウェブ媒体を眺めてみるといろんな記事が出ていたと思います。新聞社だけでなく週刊誌系の媒体もあり、オウンドメディアも色々揃っていて百花繚乱です。紙媒体の衰退が進み、新聞社も出版社も、ウェブに活路を見出し、ウェブでのマネタイズを本気で考えている様子が手に取るようにわかります。
事件記事もとても多く、発生時の報道から裁判まで、日常的に目にしているかと思います。
ですが自分が刑事裁判の傍聴を始めた2005年……いまから20年前になりますが、当時はまだウェブ媒体でニュースを配信しているところが、そもそもそんなにありませんでした。