ルフィ事件実行役リーダー裁判員裁判02 警察に太ももを掴まれ… | 高橋ユキの事件簿 #360
こんにちは〜今週も連休ですが(連休多いですよね)いかがお過ごしでしょうか。私は筋トレに勤しんでいます。
今週も「ルフィ」事件の実行犯リーダー永田陸人の裁判員裁判について書かせていただきます。ちょっと短めにして、後半は別の話を書きます。
一連の事件の概要はこちらから・・・今回は6件の事件のうち2件目の中野の事件についてです。
鍵を閉め忘れ再度襲われた
被害者は調書でこう語る。
「私は不動産会社の代表をしています。
2022年12月5日の午前10時47分ごろ、自宅のインターフォンが3回くらい鳴った。モニターを見ると、宅配の男が2人立っている。荷物を受け取るためにドアを開けると、宅配のひとりから『ここにサインをお願いします』とペンを渡された。私は男からペンを受け取り、宅配の男が持っていた段ボール箱の上に貼られた伝票にサインをしようとしたところ、突然男に拳で顔面を一回殴られた。
あまりの衝撃で一瞬何が起こったか分からず、玄関に仰向けに倒れた。すると宅配の男2人が、家の中に入ってきて、倒れていた私の近くに来て、私の頬や顎、顔面や胸あたりを何回も殴ってきた。男たちはさらに足のつまさきで、私の腹などを何回も蹴ってきた。
私は突然男2人に襲撃されて気が動転していたが、両腕を前に突き出し、男2人の腕を振り払った。なんとか立ち上がり、両手のひらを前に出し、男たちの胸を押して、距離を取ろうとした。そうしたところ、男2人は慌てて玄関ドアから外に出て行った。
私は男2人から突然殴られて気が動転していたが、セコムと警察を呼ばなければ、と思い、開いたままになっていた玄関ドアを閉めてセコムの緊急通報ボタンを押し、携帯電話で110番通報した。ところが私は玄関ドアの鍵を閉めるのを忘れていて、それに気づいておらず、玄関から上がったところに立って、セコムと警察の到着を待っていたところ、突然ドアが開き、さきほどの男2人や、目出し帽を被った男など5〜6人が侵入してきた。宅配の格好をした男だと思うが、近づいてくると、拳で顔面を殴りつけてきた。