狛江強盗致死初公判01 グループ名『水曜日ババア案件』| 高橋ユキの事件簿 #350
こんにちは〜
お休みをいただいておりました・・・皆様はお盆休みどんなふうに過ごされたでしょうか?
今週なんですが、こないだ傍聴した裁判がけっこう印象的だったので、そちらを記事っぽくまとめてみたいと思います。複数回続けさせてください。
8月21日から東京地裁立川支部で行われている裁判員裁判を傍聴しています。ルフィ絡みの強盗致死事件で初めての裁判員裁判です。そこで事件の構図、各メンバーの役割などが少しわかりましたので、お伝えしたいと思います。
ルフィ事件 実行犯の裁判員裁判
第一報(日本経済新聞2023年1月19日 21:20)
〈19日午後5時20分ごろ、東京都狛江市駒井町3の住宅で、住人の女性(90)が意識のない状態で見つかり、その場で死亡が確認された。女性は両手首を結束バンドのようなもので縛られ、顔から出血していた。住宅内に物色された形跡があった。警視庁は強盗殺人事件として調布署に捜査本部を設置した。〉
この事件は、当時続けざまに発生していた広域強盗事件について世間の注目を集めるきっかけとなった。捜査の過程で、闇バイトを介して集められた実行犯がフィリピンにいる指示役らの指示を受けながら実行していたことがわかってゆく。彼らは秘匿性の高いアプリ、テレグラムを用いて連絡を取り合っていた。
8月21日に東京地裁立川支部で開かれた初公判。被告人は「ルフィ」らを指示役とする強盗事件に関与した実行犯のひとり、中西一晟(21)。犯行当時は19歳の大学生だった。中西被告人は2件の広域強盗事件、そして1件の偽造免許証行使事件で起訴されている。グループは狛江の事件を起こした翌日に、東京都足立区でも犯行に及んだ。
公判では被害者秘匿の措置が取られ、狛江の事件の被害者は「Aさん」、足立区の事件の被害者は「Bさん」として進められることとなった。